成功したければ、意識改革よりもまず体感だろ?

成功したければ、意識改革よりもまず体感だろ?・夢をかなえるゾウ

 水野敬也氏著の「夢をかなえるゾウ」という本。150万部を超える大ベストセラーとなっており、四本腕で片方の牙が折れたこの何とも怪しげな表紙を書店にて見かけた事があるかもしれない。2007年8月に単行本として発行、2011年5月28日に文庫版として第一版が発行された少し古い本なのだが読んでみた。

 wikiによると、分類としては“ビジネスマン向けの自己啓発本”となっている。自己啓発という響きがymdはあまり得意ではないため読むことをためらっていたのだが、書店で数ページ中身を確認し、いわゆる「自己啓発」とは違うなと感じた。

 だって、文章の始まりが「おい、起きろや」だったから。関西弁だったから。

成功法則書を読んでも人が成功しないのはなぜか?

・「夢をかなえるゾウ」著者コメント

 「成功法則書を読んでも人が成功しないのはなぜか?」世の中にはこんなに多くの成功法則書、ビジネス書があふれているのに、成功者が増えたという話は聞いたことがありません。なぜだろう? ずっと感じていた疑問でした。そしてこの疑問に対する1つの解答を用意したのが本書です。

 主人公は「人生を変えよう」として何かを始めるけど全部三日坊主に終わってしまうサラリーマン。しかし、ある日突然、彼の目の前にゾウの姿をした奇妙な生き物が現れます。「ガネーシャ」という名を持つ、インドからやってきたこの神様は、主人公の家にニートとして住みつき、ゲームをしては寝るだけ。たぶん、史上最悪のメンター(師匠)でしょう。しかし、ガネーシャはこう言います。今から自分が出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する――。

 成功を願う普通のサラリーマンとぐうたら神様ガネーシャ。この二人が「成功するためにはどうしたらいいか?」「そもそも成功とは?」自己啓発書のメインテーマを、従来とは少し違った形(具体的に言うと、慢才です)で深めていきます。

 概要は上記の通りで、“成功法則書を読んでも人が成功しないのはなぜか?”をウダツの上がらないサラリーマンにインドの神(自称)ガネーシャが教えていくのだが、ストーリー構成が“慢才”が主体となっており、この2人の掛け合いが何とも愉快で読みやすい。400ページほどあるが、読みきる事が苦ではなく、次の展開を期待する間にいつしか読み終えているという魔法の様な本だ。

 印象に残った言葉を少し。

「期待は感情の借金やからなぁ」

 何も苦労せず、成功したいという“気持ち”を、高揚感を前借りして、変わっていく、変わった自身を想像し気持ちよくなる。ただ、それは意識レベルの話で、改めて現実を見つめた時に変わる(成功する)という事はそんなに簡単では無いと気付く。先に思い描いた高揚感を返せと迫られる。人は夢を無くしていく。

 上記言葉にはこの様な意味が込められていて、自分にも思い当たる節があったため妙に納得させされた。関西弁の怪しい神なのに。確かに変わっていく自身を想像したり、成功へのストーリーを思い描いたりする事は楽しいし、ワクワクする。ただ、意識をごまかし一時の感情は満たせたとしても、結局“現実”という現実が付いて回ってくる。

解決策は体感すると言う事

 この現状を打破するための方法は一つしかない。“体感する”と言う事だ。

 いくら頭で思い描いても、造像力を膨らましても、具体的な行動や環境を変えなけえば変われない。だって、普通の生活が一番楽だから。

 当たり前の事だけど、一番難しい事。そんな大切な事をこの本から教えてもらった。・・とりあえず本を読み終わった時に無性に“あんみつ”が食べたくなる、そんな本なのだ。

夢をかなえるゾウ 文庫版
水野敬也
飛鳥新社
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