映画『127時間』は、腕が岩に挟まったままの男を127時間見る映画。だが、そこが良い

映画『127時間』は、腕が岩に挟まったままの男を127時間見る映画。だが、そこが良い・映画『127時間』予告編

 2011/6/18に公開された、映画『127時間』を見た。

 概要は、

当時27歳だったアーロン(フランコ)は一人でユタの険しい谷へロッククライミングに行くが、誰も通りそうにない谷間で落下し、右手を岩に挟まれてしまう。そこから5日間、身動きの取れなくなったアーロンは必死に脱出をはかるが……。

127時間 : 作品情報 – 映画.com

となっており、見る前から何となく結末は想像出来る。『スラムドッグ$ミリオネア(2006)』などを手がけているダニー・ボイルが監督、脚本、製作を務めたこの作品は、登山家のアーロン・ラルストンによる実話を元にした、いわゆるノンフィクション映画だ。

上映後すぐに峡谷落ちて腕を挟まれてしまう。ホントすぐに

 この映画の凄い所は、上映が始まってすぐにジェームズ・フランコが演じる主人公「アーロン・ラルストン」が峡谷(きょうこく)へ落ちてしまうという事だと感じた。

 上映時間:95分と一般的な映画(120分)に比べるとやや短いのだが、それにしてもすぐに落ちて腕を挟まれてしまう。ホントすぐに。何なら、「えぇ、もう!?」と言っていたかもしれない。

ダニー・ボイル監督が、127時間腕を挟まれた男を魅せる

 何故そのように感じたかと言えば、もちろん“実話を元にしたノンフィクション映画”であり、かつタイトルが『127時間』だからだ。誰がどう考えても、「これから127時間挟まれた腕を外すためにアレコレするんだろうな」という事ぐらい想像出来る。さらに、「これからエンディングまでずっとこのままなのか?」という心配が脳裏をかすめるはずだ。

 ただ、そこはアカデミー監督賞を受賞したこともある巨匠「ダニー・ボイル監督」。演者は動けないが、カメラワークとストーリー構成で“魅せて”くれるのだ。この辺りはWebでの評価も高く、確定要素に不確定要素がうまく馴染んでいると思った。

 クライマックスもやはり思った通りの展開がリアルな描写で画かれており、ストーリーに特に驚きはない。なぜなら、“実話を元にしたノンフィクション映画”だから。だが、誰もが思い描く展開を“映画”にするという事は、誤魔化しが利かず、監督の手腕が最も必要とされる事は間違いない。

 普通に考えれば、腕が挟まったままの男を127時間見ても、絶対面白い理由がないから。

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タイトル:127時間|評価:3|レビュー:ymd

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