迷ってきた量が圧倒的にちがう。職業プロ・ゲーマーの『勝ち続ける意志力』とは

迷ってきた量が圧倒的にちがう。職業プロ・ゲーマーの『勝ち続ける意志力』とは・勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」

 勝ち続けてますか?

 プロ・ゲーマー梅原大吾さん著書の勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」を読んだ。

日本人初のプロ・ゲーマー

 梅原大吾さん(31歳)とは、日本人で初めてプロ・ゲーマーという職種を築いた、格闘ゲーム界のパイオニアだ。2004には格闘ゲームの祭典『Evolution(EVO)』にて、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』のルーザーズ(敗者)決勝において、後に背水の逆転劇と言われるようになる勝ち方で逆転勝利をとげている。

・背水の逆転劇

ゲージの残りは1ドットと言う状況からの逆転劇は、ゲームの詳しい内容が分からずとも「凄い」という事は理解できる。

 ちなみに、梅原さんは1998に『ストリートファイターZERO3』の世界大会にて優勝を果たしており、文字通り世界一の称号を獲得している。この時、17歳。格闘ゲームというジャンルのため比較が難しいが、プロサッカー選手やプロ野球選手などの第一線で戦っている人と同等以上に凄い事だと個人的には感じている。

受け身から攻めの姿勢へ

 この本の面白いところは2つあり、

1:日本人で初めてプロ・ゲーマー職種を築くまでの軌跡
2:4年半のブランク

の部分だと思う。

当時は、職業としてプロがあるわけでもなかったし、僕がどれだけ大会で優勝したところで人助けができるわけでもない。だから、特に目標を持つことなく、毎日毎日、目の前の相手を倒すことだけに集中していた。

勝ち続ける意志力(P,125)

 世界一になったとしても、周りから認められないジレンマや葛藤が書いてあった。この後23歳にして一度ゲームの世界を離れるのだが、それまでの間モチベーションを維持出来ていた事が凄い。

 当時の意思としては認められたいという言葉が多用されており、特にこうなりたいという具体的なモノの記載はなかった。他人に評価される事で人生が変わるかもしれないと考えていたようだ。『勝ち続ける意志力』を読むかぎり、この時点(一度ゲームの世界を離れる直前)までは受け身の姿勢が多いと感じた。自分をストイックに追い込み、結果を残し続ける事で周りが評価してくれるといったニュアンスだ。

 今でこそスポンサーと契約を結びプロ・ゲーマーとして成功を納めているが、当時はプロへの道も確立されていたわけではないため、なにも約束されていない中で集中力を維持し続けるといった事は並大抵の気持ちでは出来ないし、真似しようと思っても簡単には出来ない。

 23歳から4年半ゲームの世界を離れるのだが、雀荘でバイトをしたり介護の仕事をしたりと勝負以外の世界も経験した。攻めの姿勢に転じるのだ。これにより「ゲームじゃなくても大丈夫」という考えが生まれたという。この考え方は凄く理解する事ができ、あまりにも一つのモノに過度に期待しすぎるとソレを失った時の反動や失敗した時の衝撃に耐えられなくなり、二度と立ち上がれなくなってしまうと思うのだ。

 楽しさを細分化させ、楽しさを見つける事を意識することにより、自身の尖った部分を削る事ができ物事がどんどんおもしろくなってくる。

「踏み出せば その一足が道となり その一足が道となる」

 例えば、学生の頃周りが部活動を行なっているとき、自分はゲームをやる。周りが就職活動を行なっているとき、自分はゲームをやる。など場面に照らし合わせてみると、それがどれだけ厳しいものか分かる。

 ゲームが好きだからといった理由以上に、自分がやっている事に対して自信を持たないと絶対に無理だ。ましてや他人を理解させることなど不可能に近い。

 梅原さんもプロ・ゲーマーという職種を築くまで相当な覚悟をしてきたようだ。プロ・ゲーマーというモデルがいないため、これからの行動や言動一つ一つがプロ・ゲーマーという軌跡を描いていく。今後の結果がどうなろうとも、そんなことはどうだって良いのだ。新しい事に挑戦している人はそれだけで面白い。

 私からは以上です。

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※税込777円というところが、何かかわいい

タイトル:勝ち続ける意志力|評価:4|レビュー:ymd

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